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パシフィックセンチュリー
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アートメイクは、皮膚に針を刺して色素を入れるやり方で施術を行います。施術方法を聞いた際に「タトゥーと何が違うのだろう?」「アートメイクは安全なの?」と疑問に思った方は多いと思います。そこで、アートメイクとタトゥーの違いについていただいた患者様の質問に北村がお答えします。
アートメイクとタトゥーの違い
――アートメイクとタトゥーどちらも針を使用した施術方法ですが何か違いはあるのでしょうか?
北村「はい。アートメイクとタトゥーは施術に使用する器具や手法も違いますが、一番大きな違いは針を入れる深さです。アートメイクは自然な色に近づけることを重視しているので、皮膚の表皮層という部分に2~3回に分けて少しずつ色を入れていきます。しかしタトゥーは基本的に装飾を目的としているため、薄くならないように表皮層よりもさらに深い真皮層に針を刺して色を入れていきます。そのため、徐々に色が薄くなっていくアートメイクと違いタトゥーは半永久的に色が残ります」
――なるほど。タトゥーの方がより深い位置に針を入れて色をつけていたのですね。ちなみに、この針を刺す深さはアートメイクを施すサロンやクリニックではしっかりと守られているのでしょうか?
北村「アートメイクは医療行為なので、医師か医師の指示を受けている看護師しか施術することはできません。そのため、しっかりとした医療機関でアートメイクを施術すれば問題はないです。しかし、個人が経営するサロンの中には施術する資格を持っていない方がアートメイクを施す場合もあるので、トラブルを避けるためにも気をつける必要があります」
針を刺す位置が深くなるとリスクが高くなる?
――針を刺す深さでトラブルが発生するリスクも大きく変わりますか?
北村「アートメイクよりも深い位置に色を入れるタトゥーは、皮膚のハリを維持する弾性繊維(コラーゲン)や膠原線維(エラスチン)を傷つける恐れがあります。その他にも内出血や感染症といったトラブルの発生も注意が必要です」
施術時の痛みについて
――タトゥーを入れる時に「とても痛い!」という感想をよく耳にしますが、アートメイクの痛みはどの程度でしょうか?
北村「施術箇所によって痛みの程度は異なりますが、毛抜きで毛を抜いた時の痛みを想像していただければ分かりやすいかもしれません。チクチクとした痛みはありますが、レーザー脱毛よりも痛みは弱いですが、痛みに弱い方は塗布麻酔などがありますので安心して施術を受けていただきたいです」
医療行為であるアートメイクについての詳細は、以下の記事を参考にしてください。
アートメイクならではの利点
――最後に、北村さんが考えるアートメイクの利点を教えていただきたいです。
北村「タトゥーをしたい方とアートメイクをしたい方では、目的や動機は異なると思いますが、アートメイクの利点は、リタッチして変更や維持をしながらナチュラルに素顔の美しさを引き立てることができるという点です。そのため、年齢や流行に合わせた美しさを手に入れたいと考えている方にアートメイクをおすすめしたいです」
ここが違う!アートメイクとタトゥーについて まとめー
アートメイクとタトゥーそれぞれのリスクや痛みの違いについて解説しましたが、もう一度その違いをおさらいしましょう。違いをしっかり把握することでアートメイクに対する不安が解消され、安心して施術を受けることができます。
・入れる目的が異なる
タトゥーはファッションの1つと捉え、腕や脚にデザイン性のある柄や絵を入れる方が多いでしょう。アートメイクの場合は、メイクの手間を省き、薄い眉毛や小さな目元など、顔のパーツの悩みを解決できる手段のひとつです。
・皮膚に針を刺す深さが異なる
アートメイクでは顔に施術をするので、自然に仕上がるよう皮膚の表皮層にしか針を刺しません。それに対し、装飾として肌に入れるタトゥーは、色素が薄くならないように深く真皮層に針を刺します。
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