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アートメイクの無資格サロンによる被害

無資格でアートメイクの施術を行なう違法サロンでは、実際にどのような被害が出ているのでしょうか。国民生活センターに寄せられた被害報告を紹介します。また、日本メディカルアートメイク協会が被害を減らすべく行なっている活動についても併せて紹介します。

無資格サロンによる被害例

国民生活センターには、アートメイクによる危害の相談・報告が寄せられています。
まずは、その危害例をみていきましょう。

【事例1:施術した箇所が化膿した】

アートメイクは医療行為であることを知りつつ、医院だと倍の費用がかかるので、友人の口コミで知った店で施術。
最初の施術では問題なかったが、2回目の施術後、施術した場所が化膿してしまった。
皮膚科で診てもらったところ、使用した針や色素に問題があった可能性があると言われた。

【事例2:角膜が傷ついた】

フリーペーパーに掲載されていたエステサロンでアイラインの施術。
施術中、痛みを訴えたにも関わらずそのまま施術され、軟膏のようなものを塗られて終わった。
視野が曇っていたが、軟膏のせいだと言われて帰宅するも、痛みと涙が止まらずに救急で眼科へ。

その結果、角膜が傷ついていることが判明した。

【事例3:かさぶたがいつまでも治らない】

アートメイクをしているサロンで、眉とアイラインの施術を受けた。
以前、眉の施術を受けたときは1週間ほどでかさぶたが取れてきれいになったが、今回は1週間経っても取れない。
さらに、右目のアイラインだけが濃すぎて仕上がりがおかしい。

「衛生管理がきちんとできていない」「技術が未熟」などの理由で、皮膚障害を引き起こす事例が特に多いようです。
今回紹介した中では、事例1と事例3が当てはまりますね。
また、事例2のように重大な危害に及んだ例もあります。

こうした危害のほとんどは、医療機関以外の無資格サロンによるものだと考えられています。
費用の安さや手軽さから無資格サロンを選んだ結果、病院での治療を余儀なくされるケースが後を絶ちません。
きれいな眉やアイラインを手に入れるどころか、受けた危害の治療のために、時間もお金も掛けることになるなんて嫌ですよね。
ご自身の身を守るためにも、医療機関での施術を選びましょう。

日本メディカルアートメイク協会の活動

日本メディカルアートメイク協会とは、より安心・安全なアートメイクを目指し、医師や看護師といった医療従事者を中心として2011年に発足した協会です。

医療機関以外でのアートメイクの施術が横行し、はじめに紹介したようなトラブルが相次いだことを受け、これに歯止めをかけるべく活動しています。

厚生労働省・国民生活センターとの連携や、報道機関への取材協力による正しい情報の提供をはじめ、美容医療技術向上のための活動も多く行なっています。

なお、日本メディカルアートメイク協会の正会員は、アートメイクの施術を行なっている医療機関及び、医療機関に所属する医療従事者です。日本メディカルアートメイク協会の公式サイトでは、正会員である医療機関を確認することができますから、アートメイクを受けられる医療機関探しに利用することができますよ。

ここで紹介した以外のアートメイクによる危害例や、アートメイクに関するQ&Aといった情報も掲載されているので、一度目を通しておくといいかもしれません。

なお、当院は日本メディカルアートメイク協会の正会員であり、施術者・北村は理事を務めております。

施術者紹介 | メディカルアートメイク | ウィメンズヘルスクリニック東京

アートメイクで被害を受けるリスクは自分で減らせる

残念なことに、アートメイクによるトラブルは未だに報告されています。
摘発はされているものの、無資格サロンの数も少なくはありません。2014年には、前年度の3倍もの違法アートメイク施術者が検挙されたそうです。

こうした問題を解決すべく、厚生労働省はもちろん、日本メディカルアートメイク協会も活動を続けています。
ですが、アートメイクによる危害を受けるリスクを減らすために、施術を受ける患者さまご自身ができることもあります。

  • アートメイクに関する正しい情報を調べる
  • メリットだけでなくデメリットもよく理解する
  • 無資格サロン・違法施術者による施術は受けない

たとえ、仲の良いご友人の紹介であったとしても、無資格サロン・違法施術者の施術は避けましょう。
これだけで、危害を受けるリスクはぐっと下がります。

「費用が安いから」「気軽に予約ができるから」といった安易な気持ちが、取り返しのつかない事態を招くこともあります。
大切なご自身の身を守るためにも、どうか医療機関で正しい施術を受けてくださいね。

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